流れに乗るおはようございます。今日も山口は快晴。 気持ちの良い朝を迎えています。 今、本業のNLを打ち出しています。 今月は春のネタが満載。 パートの中谷さんが、女性らしい気持ちの良い文章を提供してくださいました。 嬉しいですね。 感謝、感謝。 さて、今日は昨日の続きでタバコ屋のおばあちゃんの物語の2つ目のポイントを書こうと思っていましたが、その前に気になるコメントが幾つかあったので、そちらのフォローを書こうと思います。 まずは知る人ぞ知るスマイルどらえもんさんからコメントを頂きました。 スマイルどらえもんさん >ご訪問ありがとうございます。 > >問題を、問題と感じたときから問題になる! >と思っているので、問題意識が薄いのですが? >これって、セラピー受けても効果は最低? > >たまには、うちでも書き込みしてね!! ----- さすがですね。 問題を問題と感じない。 意識のコントロールをきちんとされている、とお見受けしました。 確かに昨日書いた内容ですと問題=トラブルとも読めますね。 誤解の生まれやすい書き方でした。 実際は必ずしも問題=トラブルとはいえません。 その辺り、エンジェライトさんが昨日の日記で私の記事のフォローをしてくださっています。 こちらです エンジェライトさんは問題意識ではなく”課題”と言われています。 どんな課題を意識しているか?ですね。 この辺り、言い回しの問題なので微妙ですが、詳しくはエンジェライトさんの日記を読まれて見ることをお薦めします。 ちなみに上のコメントを下さったスマイルどらえもんさん。 素晴らしい経営者です。 私が今テーマにしている、”オリジナリティを持ったビジネスモデル”を完全に自分のものにされている方なんですね。 特にオリジナルな商品開発力はずば抜けています。 さらにマーケティングに関しても、コンサルタントを上手く使われる方です。 自分に出来ないことは出来ないと認めて、出来る人に託す。 大人のメンタリティを持っていないと中々できないことですね。 私の尊敬する経営者のお1人です。 ぜひスマイルどらえもんさんのHP をごらん下さい。 一見すると一貫性のない商品構成に見えて、実はきちんとした一貫性を持っている事実に気付かれるはずです。 天性でチャームポジションを獲得されている方なんですね。 さて次はいつも濃いコメントを下るジョーダン1348さん。 いつもありがとうございます。 ジョーダン1348さん >質問なのですが、 >ウメさんもマツさんも、短期的にはめでたしめでたしデス。 >商売は5年先10年先のことも考えておきたいですよね。 > この5年先、10年先のヒントのお話いただけませんか。 ----- そうですね。 物語的に端折った部分がかなりあるんで、その辺り気になる所だろうと思います。 そして、私自身がポジショニングを重視しているいくつかの理由に「10年後も商売をするために」という点があります。 ですから、ジョーダンさんの質問は、わが意を得たり、と感じてます。 ウメさんマツさんが10年後も商売を続けるために何を意識すれば良いか? 理論的なポイントは2つあります。 1つは、守備範囲を決めるということ。 これはウメさんの場合で説明するとわかりやすいですが、ウメさんのポジションを一言で言うと”笑顔が素敵なおばあちゃんがいるタバコ屋さん”ですね。 だとすれば、軸はウメさんの笑顔です。 そのウメさんの笑顔と言う軸を基準に守備範囲を決めて、やることとやらないことを選択する。 例えば、ウメさんがお客さんが増えたからといって多店舗展開に乗り出そうとすると、失敗する可能性が高いですね。 雇った人がウメさんと同じように素敵な笑顔をお客さんに与えられるとは限りません。 キャッチフレーズが”笑顔”でも、実際に笑顔がぎこちなければ、お客さん側の認識にマイナスのギャップが生まれます。 それが顧客流出に繋がります。 だから自分の軸が自分の笑顔ならば、そこを外さないない範囲で商売をする。 そうすれば、細々とでも息の長い商売が可能になります。 タバコの需要があり続ける限り、ですね。 タバコ自体の需要が無くなったら? その可能性はあります。 特にタバコをめぐる状況はここ5年だけでもぐるりと変わってきていますからね。 その場合のヒントはマツさんです。 マツさんの物語のラストに注目して下さい。 タバコ屋だったマツさんは気がついたらお悩み相談屋になっています。 ここがポイントです。 まず、軸になるポジションをきちんと掴む。 次にそのポジションを軸に商売の形を水平方向に変化させる。 水平方向というのは、違うジャンルの商品を扱うという意味です。 (ちなみに垂直方向は同じジャンルの商品をバージョンアップさせて行くことです。) このやり方をポジショニングの水平展開と言います。 1つのポジションを軸に、お客さん(市場)の変化と自分自身の変化に合わせて商売の質を変容させていく。 そうすることによってタバコの需要がなくなってもお悩み相談を商売に出来るわけです。 この変化を柔軟に行っていくことで10年後もその時の状況にあわせて商売をし続けることが可能になるのです。 以上は理論的な説明。 次はちょっとオカルト的な説明。 実際は軸になるポジションが生まれれば、その人の商売に一貫性が生まれます。 軸に対してすることしないことを決めることが可能になるので。 その一貫性がさらに進むことで”流れ”が生まれ、その流れに乗ることで状況の変化に対応しながら前に進むことが出来ます。 実はそんな経験の中で長く商売されている経営者の方が多くいらっしゃるように見受けられます。 もちろん、その方々は”ポジショニング”なんて言葉は知りません。 でも、”流れに乗る”ことの重要性は認識されているんではないかと思います。 ”流れに乗る” 抽象的な言い回しですが、そのスタートに魅力的なポジションの確立があるような気がしているんですよ。 |